清涼感溢れる「尚仁沢湧水群(しょうじんさわゆうすいぐん)」
栃木県北の山里。 塩谷町には、なんとも美しい湧水があります。
美しい水の流れにそって駐車場から歩くこと30~40分。
清涼感たっぷり。
四季を通じて11度の水温を保ち、空気中の温度と水温との温度差により発生する沢霧が美しい。
全国37都道府県の美味しい水の中で、全国第一位になった名水です。
広葉樹の原生林の森に囲まれた湧水は、一日あたり65,000トン。
富士山麓の忍野八海などに代表される、日本の湧水地の光景とは、尚仁沢は大きく異なります。
山肌から湧き出した水は、幾筋もの沢となり、尚仁沢に注ぎ込みます。
そして、その流れは大きな川となり滝のような流れとなり、渓流を構成しています。
山岳仏教が盛んだった奈良時代には、信者が高原山参拝のおり、
尚仁沢(その昔は精進沢と呼ばれていた)の湧水で身体の身を清めるため、必ず立ち寄った
パワースポットになっていたと伝えられています。