下野の国 天平の丘のウスズミサクラ
春、桜の季節に下野の国に淡墨桜が咲くという。
淡墨桜とは、蕾のときは薄いピンク、満開に至っては白色、散りぎわには特異の淡い墨色になり、淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの色にちなんでいる。
しかし、淡墨桜といえば、岐阜県本巣市の淡墨公園にある樹齢1500年以上のエドヒガンザクラの古木。
三春の滝桜、山高神代桜とともに日本三大桜と言われる巨木で日本天然記念物指定の名木である。
なぜ?
その理由は、岐阜県の淡墨桜の実生苗を譲り受け、昭和60年3月にこの地に移植されたのだという。
それにしても見事な桜です。
ソメイヨシノとは違う控えめな色合いのサクラも良いものであります。